1度きり

クレドアカデミー

2021年01月29日 13:17

随分とご無沙汰してしまいました島崎です.

この間いろいろなイベントが目白押しだったわけですが,
やはり,大学入試共通テストに関しては
触れないわけにはいかないと思います.

大学入学共通テストになり,
外国語の試験は大きく変化しました.
一番大きいのは得点の配分の変化です.
リーディングがこれまでの半分となる100点に,
リスニングがこれまでの倍となる100点になりました.
(ただし大学によっては比率が異なることもあります)


得点が倍となったリスニングの試験では、試行調査同様,
問題文が1回読みになった問題が出題されました.

得点が倍に=問題量の増加ということですから,
仕方のない面はあるのかもしれませんが,
それでも1回読みはいかがなものかと思います.

「使える英語力」を試そうとしているのかもしれませんが,
逆に現実の世界で,
1度しか聞けないという場面はそれほど多くありません.
聞き取れなければ,聞き返すことができるからです.
大学の講義などの場面や講演会といった場面では
1度しか聞けないということもあるでしょうが…

確かに「英検」では準2級からリスニングは1回読みとなります.
しかし「英検」はあくまでも『検定試験』であり,期限が設けられているわけではありません。
年に3回も受けられるのですから,ダメだったらまた次に受けることもできます.

それに対して『大学入学共通テスト』は1発勝負です.
「今回ダメだったからまた次回」などど安易に言うことはできません.

そもそも『外部試験』を大学入試に用いることは,
受験機会の平等を担保できないとして見送られたはずです。

にもかかわらず共通テストでも1回読みを続けるのであれば,
小さい頃から英会話に親しめる環境にある人の方が
断然有利ということにもなりかねないわけです.

以前も公平性の担保という点で話をさせていただいたことがありますが,
どうにも不公平が生まれてしまうような気がしてなりません.

今年度の試験を踏まえ,
来年以降の試験が作られ,
24年度にはさらに改変が行われる予定なのですが,
不安を感じざるを得ないかと思います.

1度きりしか聞けない

当然、現状に即した対策は行っていますが,
受験としてのリスニングの在り方もまた再考の余地があると考えます.


リーディングに関しても思うところはありますが,
それはまた別の機会に…

少し頭に血が上り気味で
長文になってしまったことを申し訳なく思う島崎でした.

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