取扱注意『やればできる』

クレドアカデミー

2019年06月16日 10:36

「やればできる」かなりの確度で正しいと思います。

しかし、この「やればできる」という言葉は、くれぐれも取り扱いに注意してください。


【悪い使い方】

「やればできる」とただ単にひたすら言い続ける
  ↓
「やれば」という仮定のままで、ずっと「やらない」状態がつづく。
  ↓
「やらない」のでいつまでたってもできるはずがない

※このタイプの子どもに「やればできるよ」と言うと「よく言われます」と答えることが多い(笑)。


【良い使い方】

「やればできるよ」
  ↓
様々な手を使ってでもとにかく「やらせる」
  ↓
結果を出させる(結果が出そうなところを選んでやらせる)
  ↓
「ほら言ったとおり、やればできるだろ。」


「やればできる」という言葉は言うだけでは、根拠のない自信ばかり育て、「いつの日かやりさえすればボクだって・・・」という現実逃避にさえ使われる危険性があります。

大切なのは「やればできる」という言葉と現実の成功体験を結びつけてあげることです

そのために誤解を恐れずに言えば最初の部分で「半ば力づくでも」やらせることが必要になります。

生徒の自主性、個としての尊重が叫ばれるなか、時代に逆行しているように聞こえるかもしれませんが、止まっている歯車を回し始めるにはそれなりの『力』が必要となります(もちろん生徒に物理的な力を加えるわけではありません)。


「やらせること」、やわらかく言うなら「やってもらうこと」、そこから本当の「やればできる」は始まります。


「やる気」より「やる」のが先!! 学長でした。

  

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