まだ問題は残っている!!!

クレドアカデミー

2019年11月02日 13:12

新大学入試の英語民間試験の導入の『延期』が決定しました

以前 このブログでもお話しましたが 公平性などの問題もさることながら 導入の『必要性』にも大きな問題があり 『延期』は妥当な結論だと思います。

今後『撤回』『廃止』も視野に入れた再検討が望まれます。

今回の決定を受け 何やら「大臣の辞任要求」→「辞任ドミノ」 の流れにもっていきたいような雰囲気が漂っていますが・・・


ちょっと待った~!!


その前に 今回の大学入試改革 英語民間試験の導入よりも大きな問題が残されたままになっています


共通テストへの『記述式』問題の導入です


記述式問題の導入自体必要ないとは思いますが 百歩譲って導入自体は認めるとしても 最大の問題『採点』の問題が残っているのです!!


①1万人ともいわれている採点者の確保はできるのか 大学生・大学院生のアルバイトなどに任せていいのか?

②情報の機密保持は保証されているのか?

③採点を一手に引き受けるのが民間の「ベネッセコーポレーション」であり 一企業が採点結果に関する情報を独占することに問題はないのか? 通信教育なども手掛ける企業に採点を任せることは公平性を害しないのか? そもそもなぜ2014年に「情報漏洩」問題を発生させた企業に委託するのか?

④受験生の自己採点はどうするのか?


などなど ざっとあげてもこれらの問題点が指摘されています


大臣の辞任要求も結構ですが 今が これらの問題を検討できる最後のチャンスかもしれません


受験生が安心して大学を受けることができるように 「教育の機会の平等」を守るために


是非 この点の再検証を願いたいと思っています




以上 学長でした 

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