昨日の前編の続きです
昨日は『生存者バイアス』のお話をしました
この段階でもうお分かりの方もいらっしゃると思いますが
お付き合いください
例えばある大学または高校に合格した人が
「私は〇〇という参考書を使って合格しました」
「この参考書はとてもいい参考書で
この参考書を繰り返しやるだけで成績が爆上がりしました」
と言ったとします
同じ参考書を繰り返しても成績が伸びず合格できなかった人もいるかもしれません
しかしここではそのことの検証がなされていません
むしろその参考書を使って失敗した人の方が多く
それ以外の参考書を使って合格した人の方が圧倒的に多かったかもしれません
「成功した例」だけでなく「失敗した例」にも目を向けるべき
いやむしろ「失敗した例」にこそ反面教師として学ぶべjきことがあると思います
『不合格体験記』があればいいのに という意見は以前からよく言われていました
最後に合格体験談の罠にかからないための注意点をまとめておきます
①同じことをやっても失敗した人もいる可能性を忘れない
②「その人」と「自分」とではそもそも前提条件が同じではない
③成功者は自分の体験を美化する傾向にある
④自分に都合の良い所だけを取り入れてはいけない
「部活の先輩が 部活が終わって夏休みから勉強を始めて十分間に合ったと言ってました 」
( ̄▽ ̄)
↑
キミはもう罠のど真ん中にいる (;一_一)
以上 学長でした