『やればできる』はホント?

結論から言いましょう。
正しい方法でという条件付きで、『やればできる』は本当です。

しかし、それよりもっと大切なのは 
『やらなければできない』ということです。
 「やればできる 思い続けて 何もせず」という笑えない川柳がありますが、優れた才能を持っていても、やらない限りできるようにはならない、こちらのほうが真理です。

では、どうすれば『やるようになる』のでしょうか?
ここで「よくある誤解」を紹介しましょう。

よくある誤解その① 【やる気がないからやらない】
勉強をしていない子供のほとんどは、少なくとも「このままでいい」「勉強なんかしなくてもいい」とは思っていません。確かに燃えたぎるような熱い情熱に包まれて「よーし勉強やるぞ!」(笑)とは思っていないでしょうけど、「本当は勉強しなければいけないんだよな~」程度には思っているのです。
 にもかかわらず、何もせずに1日を無為に過ごし、寝る前になって「今日も何もしなかったな~」と罪悪感にかられながら(もしくは罪悪感をごまかしながら)眠りにつくのです。
 では、そう思いながらなぜやらないのでしょうか? 理由は簡単です。勉強することを妨げている要因(阻害要因)があるからです。後で説明しますが、このじゃまをしている要因を取り除くだけで、ほとんどの子供は勉強するようになります。
  この阻害要因を放置したままで「『やる気スイッチ』がどこかにあるはずだ」(笑)と探してみたところでムダなことなのです。

よくある誤解その② 【勉強のやり方がわからないからやらない】
  「やり方がわからないからやらないだけで、勉強の仕方さえわかれば進んで勉強するようになる。ほとんど幻想に近いと思います。ただ、ほかのピース(条件)がすべてそろっていて「勉強の仕方だけがわからない」のであれば当てはまるかもしれません。
 また、暗示にかかり一時的には勉強するかもしれませんが、しばらくたてば元に戻ります。
 冷静に考えてみてください。もし万能薬のような勉強の仕方があるのであれば、これだけの情報化社会です、何らかの形ですでに広まっているでしょう(少なくとも調べれば知ることができるはずです)。

 では、勉強するのを『妨げている要因』とは何なのでしょうか? ここからが本題ですが、少し長くなりすぎてしまいましたので、その話は次回に回したいと思います(別に引っ張っているわけではありませんからね)。
                                                   辛島


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2015年04月12日 Posted byクレドアカデミー at 10:00 │学長コラム