「国公立って楽勝」なの?

昨日 合格者の話をUPしたあと

夕方のこと

「先生、信州大学教育学部に後期試験で合格しました!!」

と生徒が報告しに来てくれました

肩の荷がまたひとつ下りた瞬間

授業中だったためゆっくりとは話せませんでしたが

「おめでとう!」

と濃度マシマシの祝福を贈りました


これだけ国公立の合格者が出ると

「国公立って意外と受かりやすいんじゃね?」

などと誤解するやから方も出てくるので言っておきますが


大学入学者数のうち

国公立大学に入学するのは

『〇人に1人』ですから~
  ↑ 波田陽区調でどうぞ(古っ)(;一_一)

答えは ↓ こちらから(YuoTube)4分03秒


「国公立ならどこでもいいので」

とは気楽に言えなくなりますよね


以上 学長でした



  


2024年03月26日 Posted by クレドアカデミー at 12:23学長コラム

『合格発表』に思うこと

国公立大学後期試験の発表も終わりました

今年の卒業生は16名

私立大学志望の生徒さんも数名いらして

現段階で報告を受けている

国公立大学の合格者が11名

具体的な合格内容は


こちら (当塾HP)をご覧ください


合格した生徒さんたちみんなよく頑張ったと思います

共テでうまくいかなくて最後の最後まで粘って

合格を勝ち取った人もいます

本当におめでとう


ただ この仕事をしていると

合格できなかった数名の生徒のことが

どうしても気になります

初心を貫きもう1年勉強するのは大変です


そんな中

昨年の卒業生から「1年浪人し無事合格しました!!」

という報告を立て続けに数件いただきました

本当に救われます


受験ですから

うまくいくこともあれば

そうでないこともあります

ただひとつ言えることは

結果によってみんなの『努力』の価値が左右されることはない

ということです


みんな 人生まだまだこれからだ!!



以上 学長でした

  


2024年03月25日 Posted by クレドアカデミー at 15:06学長コラム

受験で何を得られるのか?

昨日は公立高校後期選抜試験の
合格発表がありました

明日は国公立大学後期試験の
合格発表があります

『受験』と聞くと
ネガティブなイメージを抱く人も
少なくないと思いますが
  ↑
 いや正直「多い」な( ̄ー ̄)

受験とは悪いことばかりではありません

てなことが こちらで
   ↓
(クリックするとYouTubeが開きます)



お話しさせていただいています

これから『受験』をむかえる人
その保護者の方

よろしかったらご覧ください

頑張ったけど
今回の受験がうまくいかなかった・・・
という人にもぜひ


以上 学長でした
  


2024年03月20日 Posted by クレドアカデミー at 12:10学長コラム

『わかりにくく教える』

先日 島崎先生がブログの記事で

生徒に対して「与えるもの」のバランスの難しさ

について述べていました


それに付随して 私の方からもひとつ



私たちの仕事は 「わかりやすく」教えることで

学校の授業などで「わからなかった」ところを「わかる」ようにする

もちろん これが基本ラインです


教える方も「とてもわかりやすかったです」と言われると

まんざらでもない(いやむしろ正直に嬉しい)


しかし最終的な目標は『自力で解ける』ようにすることであり

そのためには「分かる」ことを前提に「できる」を目指さなければなりません


わかりやすく教えると 教わったときにはスーっと入ってくるのですが

如何せん 「自分の頭で考えもがき苦しむ」というプロセスを経ていないので

「定着」や「応用」の面で弱さをみせてきます


言うまでもなく 「さっぱりわからない」という生徒に

「自分で考えろ」は無謀きわまりありませんが(笑)

ある程度 理解が進んできた生徒には

あえて「わかりにくく」教えることがあります


ポイントとなることだけを サッと(ときにはわざと早口で)話します

そして一言だけ 「いいよね そこからGo!!」




生徒はしばらく悩みます こちらもガマン強く待ちます

どうしても動けなければ また追加のアドバイスが必要です

それでも できるかぎりギリギリまで待ちます


そして 生徒の手が動き出したとき たとえそれが間違っていたとしても

確実にひとつのハードルを超えたことになるのです


「わかりやすさ」と「わかりにくさ」 

これらの出し入れが ある意味私たちの腕の見せどころかもしれません



以上 学長でした






  


2020年09月06日 Posted by クレドアカデミー at 10:19学長コラム

『学習内容「2割」の行方』

文部科学省が小中学校の「教科書のうち約2割分を授業外で学ぶことができる」とする通知を、全国の教育委員会に出したそうである。

確かに新型コロナウィルスによる休校措置の影響で、授業時間が削られていることは事実である。

しかしもう少し冷静に考えてみてはどうだろうか。


文部科学省の試算は 年間登校日数を約200日 休校日数を約45日(22.5%)としたものである。

ちなみに長野県の場合、休校日数は約30~35日程度(15.0~17.5%)であると考えられる。

ここでは指導内容を次年度以降に先送りできない小学6年生と中学3年生についてのみ言及する。


【小学6年生について】

小学6年生の年間総授業時数は、1015単位時間である。

このうち「外国語活動の授業」70単位時間、「道徳の授業」35単位時間、「総合的な学習の時間」35時間、これら3つで合計140単位時間(13.8%)になる。 

これらの授業に意味がないというつもりはない、しかし「非常事態」であるのだから、他の教科を一律2割「自主学習」に回すぐらいであれば、この3つの授業の停止を優先させるべきではと考える。特に「英語」は今年から正式に授業時数に加えられるものであり、指導者の負担も少なくないと思う。


【中学3年生について】

中学3年生の年間総授業時数は、1015単位時間である。

このうち「総合的な学習の時間」70単位時間、「道徳の授業」35単位時間、「特別活動の授業」35時間、これら3つで合計140単位時間(13.8%)になる。

こちらも小学6年生の場合と同様に、れら3つの授業の「停止を優先させるべきであろう。


『修学旅行』などの特別なものを除き、これらの授業を削減することができれば、夏休みなどの短縮と併せて、現段階における休校の影響の大部分をカバーできるのではないだろうか。


一律2割の「自主学習」と比べ、どちらが「学びの保証」に資するものとなるのか、立場によって考え方も違ってくるかもしれないが、十分に一考の余地はあるものと考える。





以上、学長でした。


   


2020年06月07日 Posted by クレドアカデミー at 16:04学長コラム

『箸(はし)に学ぶ』

「先進国 、特に西洋諸国では、食事の際ナイフ・フォークといったものが使われている。箸などいうものを使っているのは、アジアのごく一部の国々に過ぎない。この際、日本も箸を使うのをやめ、ナイフとフォークで食事をとるようにすれば良い。そうすれば、海外からより多くの観光客を呼び込むことが可能になるであろう。そもそも、箸を使うことを主張する人々の根拠は『使い慣れているから』とか『日本の文化だから』といったものであり、国際的な変化に対応しようとしない、単なるノスタルジックなものばかりである。」

というようなバカげた主張をする人は 少なくとも今の時代まずいないと思います


しかし 上の意見を『教育』に置き換えて考えてみてください

「ナイフ・フォーク」を『9月入学制』 「箸」を『4月入学制』と読み替えると

ほとんどそのまま『9月入学制』の主張になるのではないでしょうか


『9月入学制』に反対というわけではありません


ただ なぜ外国人は使いにくいお箸を使ってまで日本食を食べようとするのでしょうか?

やはりそれだけ日本食に魅力があるからでしょう


では 海外の優秀な学生にとって 日本の大学は留学先として治安の良さ以外に魅力を感じるのでしょうか?


2019年6月 イギリスのシュプリンガー・ネイチャー社は『質の高い論文の割合が高い研究機関ランキング』を発表しました


東京大学40位 京都大学60位に対して 沖縄科学技術大学院大学が見事9位にランクインしました

東京大学の教授・准教授が2000人を超えるのに対し 同大学院大学の研究者は80人程度に過ぎません

一方 同大学院大学の学生(約200人)の8割以上が外国人なのです


確かに同大学院大学は9月入学制度を導入しています

しかしそのこと以上に 研究機関としての魅力がなければ これだけの人材を集め これだけの成果を上げることは不可能でしょう


日本の大学が9月入学制度を導入したとしても どれだけの成果を上げることができるのでしょうか

日本の大学が研究者にとって魅力あるものになること まずはそこからだと思います

そしてそのために 実は小学校からの教育全体の歪み(ひずみ)を是正する必要があると思います


ちなみにこのような話をすると 文学部・教育学部を中心とした『文系学部不要論』を持ち出す人もいますが 私はそのような幼い主張には与しませんので 念のため


以上 学長でした







  


2020年05月31日 Posted by クレドアカデミー at 10:23学長コラム

『煽る』人

『煽る』のは車の運転ばかりではありません

「善意の恐怖心」を与えるのが 営業の基本だと聞いたこともあります

残念ですが 教育産業・塾業界においてもまた然りです


大学共通テストでの国語・数学の記述式問題導入の見送りが 昨日正式に発表されました

(信濃毎日新聞12月18日朝刊)

英語の民間検定試験導入の見送りに続き「共通テストの2本の柱を失った」というのが大方の論調のようです

導入見送りを責任問題にもっていきたがる人もいるようですが そんなことをすれば今後「誤ったこと」を正そうという姿勢に悪影響を与えてしまいます

今必要なのは 現在進行している教育改革の内容をもう一度見直すことだと思います


さて 3年ほど前のことだったでしょうか

お子さんが当時の中学2年生(現在の高校2年生)のお母様が 当塾の説明をお聞きにみえられました

「今の中学2年生から大学入試の制度が変わるんですよね」

かなり教育に関心の高い方で いきなりのご質問に

「まあ そう言われていますが 実際にはどうなるかわかりませんよ」

私の答えに お母様は拍子抜けされたようでした

結局他の塾に通われたのでしょう それ以降連絡はありませんでした(笑)


通常 入試制度が変わることを 教育産業・塾業界では「ビジネスチャンス」ととらえています(不謹慎でしょうが事実です)

中には『本部』による教室責任者等の研修で 「このように話をしてください 上手く勧誘できますよ」といった『トークの研修』まで行うところもあるようです

「大学入試制度が大きく変わりますが その準備はもう十分に進められていますよね」

「英語の4技能が試されるようになりますが 対応はお済みですよね」

まさに『善意の恐怖心』を煽ってくるのです


今の流行りは「小学校から英語の授業が本格的に始まりますが・・・」でしょうか



ちなみに 上の写真

同日に公立高校入試制度案決定の見送りが発表されました

この2つの記事が並んでいるのは 偶然でしょうか


自分で考え行動すべき時代の中にいることは

間違いないようです


以上 学長でした

  


2019年12月18日 Posted by クレドアカデミー at 13:39学長コラム

言った通りになったでしょ?

再来年から導入予定の『大学入学共通テスト』

英語の配点は 「リーディング」100点 「リスニング」100 となっています


半年前の6月9日 『大学入学共通テスト』考 というブログの中で 次のように書いていました


【ケース2】 これまで個別試験(二次試験)で英語を科していなかった大学・学部の場合
ここが一番の問題です。比較的「理系学部」に多かったのですが、これまでは最低限の英語力(読解力)をセンターテストで担保してきま した。これがリーディング5割・リスニング5割となると、大学教育に少なからぬ支障をきたすことは容易に予想できます。①共通テストの「リーディング」の配点比率を上げる ②英語の個別試験を導入する ③外部試験に頼るといったとこ ろでしょうか。どのような対応策をとるかは、大学・学部の将来をも左右する重大な決断であるといっても過言ではありません。


昨日付の「信濃毎日新聞」をご覧になり ご存知の方も多いと思いますが 信州大学はリーディング(100点満点) リスニング(100点満点) の得点を「4:1」の比率で200点満点に換算する ことを発表しました

すなわち リーディング160点 リスニング40点 ということです


客観的に状況を分析すれば こうなることは十分に予測できました


同日のブログの最後に書いたことを再掲します


『重要なのは「変わる」「変わる」がひとり歩きして、その流れに飲み込まれないことです。人の言うことを鵜呑みにするのではなく、自らの頭で、様々な情報の取捨選択を行ってください。』


そして皮肉にも そういった力を養うことが 今回の教育改革の大きな目的なのですから


「大山鳴動して 鼠は一匹で十分だ」と思う 学長でした

  


2019年12月01日 Posted by クレドアカデミー at 12:46学長コラム

何を今さら 文科省‼️

ベネッセが「共通テストの業務受注を掲げて、高校関係者に営業を行っていた」件につき、文部科学省が『中立性に疑念』があるとしてベネッセ側に厳重に抗議を行うということです。

この件につきましては、英語検定試験導入の延期が決定したとき、11月2日のこのブログ『まだ問題は残っている!!!』の中でもお話ししました。

株式会社ベネッセホールディングスは上場企業ですので、決算期ごとに『有価証券報告書』の提出が義務付けられています。

同社は、前期(平成31年3月期)の有価証券報告書「中長期的な会社の経営戦略」の中で「教育・入試改革を最大の事業機会とした進研ゼミ、学校、エリア・教室の各事業での成長戦略推進」を掲げています。

入試制度に大きな変更があるときには、どの教育産業にも同様の表現がみられるといえばそれまでですが、問題は『国から採点業務を独占的に受託している企業』が書くと、まったく別の意味合いを含んでくるのではないでしょうか。

私に言わせれば「文科省は何を今さら言っているのか! この状況は業者を選定する段階から十二分に予測できたことではないのか!!」


『桜』の話も結構です。気が済むまでやってください。


ただ、受験は『相手(受験生)』があることです。

「教育の機会の平等」を守るために、早急に再検証をお願いします。


『桜』はみんなに平等に咲きますように


以上、学長でした、


   


2019年11月23日 Posted by クレドアカデミー at 12:43学長コラム

志望校

このところ 志望校に関する質問が多いので 少し書いておきます



確かに 高校生であれば模試の結果 中学生であれば総合テストの結果が出揃い始めてくる時期ですので 「志望校はこのままでいいのだろうか?」 と心配する気持ちもよくわかります

結論から申し上げますと たとえ模試で「E判定」であったとしても 本当に行きたいのであればこの時期に志望校の変更は行うべきではありません。


志望校を下げるのは 願書を出すまでであればいつでもできます 

それよりも今志望校を下げることによる モチベーションの低下の方が心配です

この段階で志望校を下げてしまうと 下げた志望校にまで合格できない可能性も出てきます


もし志望校を検討する必要があるとすれば

【大学入試】
国公立から私立への変更も含めて 受験科目を変更する(減らす)場合 この場合は早めに決断すべきです ただ受験科目を減らす場合にはそのことによって受けられなくなる大学があることを確認しておいてください

【高校入試】
私立を第一志望に切り替える場合 私立の推薦や専願受験する可能性がある場合には この時期(年内の学校での面談の前)に志望校の再検討を行っておいたほうがよいでしょう


上記の場合を除いては 原則としてこの時期 志望校の変更を考えるべきではないと思います

暴言を覚悟で申し上げるならば「志望校をあーだこーだ言っている暇があったら その分勉強すべきです」


まあ 迷うのも受験生ですから 迷ったらいつでも来てください


以上 学長でした
 
  


2019年11月09日 Posted by クレドアカデミー at 13:10学長コラム