のぼり
昔、今より若かったとき、
(When I was younger, so much younger than today~♫)
私はこう教わりました。
塾の『のぼり』は、お店の『のれん』と同じだ。
だから、教室を開けるときに『のぼり』を出して、教室を閉めるときに『のぼり』をしまう。
『のぼり』 が出ているということは、教室が開いているという目印で、『のぼり』を見て、生徒やいろいろな人が教室を訪れる。
『のぼり』が出しっぱなしになっているのは仕事がルーズな証拠だから、そんなところに大切な子どもを預けようとは思わない。
最近はそうでもないのでしょうか。
たしかに、朝早く出勤するときなど、車の販売店さんとか『のぼり』を出されているところを目にすることもあります。
しかし、『のぼり』がずっと出ているところがけっこう多いようにも思います。

平日は13:00開校ですが、12:00前には教室に来て、掃除の前に電気をつけて『のぼり』を出します。
たまたま早く学校が終わった高校生が12時過ぎ頃に顔を出して、
「先生、もう入っていいですか?」
「あぁ いいよ。でも、掃除するからその間ラウンジ(食事や休憩用の部屋があります)で待っといてくれる?」
「わかりました」
生徒は、ラウンジで食事をしたり、勉強したりして待ってくれます。
「掃除、終わったから自習室いいよ」
「ありがとうございます」
といったこともよくあります。
『のぼり』を出しておくことによって、24時間宣伝できる。
そういう考えもあるのでしょう。
でも、うちは『のぼり』を目印にみんなが来てくれる、そんな塾でありたいと思っています。
この話を書こうと思ったときから「古いやつだとお思いでしょうが・・・」という鶴田浩二のセリフ(さすがにこれは古すぎるか・笑)が頭の中をリフレインしている 学長でした(長っ)。
ちなみに、写真の『のぼり』も自分たちでデザインしたものです。