『フェーン現象』
台風10号の影響で 今日も暑くなりそうですね
南からの湿った風による『フェーン現象』が原因のようです
そこで今日は『フェーン現象』のお話を「高校地学の範囲」くらいで
「空気の塊」が上昇するとき 100m上昇するごとに1.0℃気温は下がります
これを『乾燥断熱減率』といいます
これに対して 湿度100%の「空気の塊」が上昇するときには
上昇して気温が下がるごとに空気中の水蒸気は凝結して水滴になります
この凝結するとき『凝結熱』という熱を発するので
100m上昇するごとに約05℃気温は下がります(ー1.0℃+約0.5℃)
これを『湿潤断熱減率』といいます
あれっ? もう読むの止めました?(笑) まあ いいか(笑)

上の図で左側から吹いてきた気温20.0℃の風は
実際には10.0℃くらい上昇することもよくあるそうです
今回の「台風9号・10号」で被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます
南からの湿った風による『フェーン現象』が原因のようです
そこで今日は『フェーン現象』のお話を「高校地学の範囲」くらいで
「空気の塊」が上昇するとき 100m上昇するごとに1.0℃気温は下がります
これを『乾燥断熱減率』といいます
これに対して 湿度100%の「空気の塊」が上昇するときには
上昇して気温が下がるごとに空気中の水蒸気は凝結して水滴になります
この凝結するとき『凝結熱』という熱を発するので
100m上昇するごとに約05℃気温は下がります(ー1.0℃+約0.5℃)
これを『湿潤断熱減率』といいます
あれっ? もう読むの止めました?(笑) まあ いいか(笑)

上の図で左側から吹いてきた気温20.0℃の風は
山肌に沿って上昇し 1000mのところで雲ができるとします
1000mの高さまでは100m上昇するごとに1.0℃気温が下がりますので
20.0℃-1.0℃×1000m/100m=10.0℃ となります
その後1000m~2000mのところでは雲ができ湿度が100%ですので
100m上昇するごとに0.5℃気温が下がるものとすると
山頂での気温は 10.0℃-0.5℃×1000m/100m=5.0℃ となります
このとき「空気の塊」は上昇している間は気温が下がりますので雨を降らせます
そして山頂を超え下降するときには気温が上がりますので湿度は100%でないと仮定します
山頂を超えた「空気の塊」は100m下降するごとに1.0℃気温が上がりますので
5.0℃+1.0℃×2000m/100m=25.0℃ となります
すなわち20.0℃の「空気の塊」が山を越えることで
反対側のふもとでは25.0℃まで気温が上昇していくこととなります
これが『フェーン現象』の仕組みです(簡略してますが(^^;))
実際には10.0℃くらい上昇することもよくあるそうです
今回の「台風9号・10号」で被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます
また 皆さまもこの暑さで「熱中症」にも十分お気を付けください
以上 学長でした