クロヨン
ちなみに、いま流行りの「ロクヨン」ではありません。
今回は、黒部第四発電所『クロヨン』の話です。
先々週、ほとんどの高校が文化祭だったので、黒部ダムに行ってきました。
今回は、黒部第四発電所『クロヨン』の話です。
先々週、ほとんどの高校が文化祭だったので、黒部ダムに行ってきました。

いつも感動させられるのは、この巨大ダムが昭和31年に着工され、38年に完成しているということです。
第二次世界大戦終結後、わずか10年あまりで着工したことになります。
当時日本は、戦後復興の真っ只中です。資金もなく、IBRD(国際復興開発銀行)から借り入れをしていたことからも、当時の状況が推測できると思います。
ちなみに、総工費は当時の金額で513億円。昭和31年の国家予算が1兆円しかなかったことを考えると、この巨大プロジェクトに対する覚悟の大きさがひしひしと伝わってきます。
『今、何を為すべきか』
「為すべきこと」を見い出し、いかに困難であろうと「為すべきこと」は成し遂げる。
原子力発電の是非が大きく問われている昨今、私たちの生活を大きく支えてくれているのが、この黒部ダムとその建設に携わった人々の信念なのだと強く感じさせられた、そんな一日でした。
以上、学長でした。
