思わぬ「問いかけ」

先日体験授業を行った生徒のお母様から「?」ということを言われました。
電話にて、
「先日の体験授業はいかがっだたでしょうか?」
「子どもはとてもわかりやすかったと喜んでいましたけど・・・」
「けど?」
「ああいうふうにいつも教えてもらえるのですか?体験授業のときだけではないんですか?」
はじめは何をおっしゃっているのかわかりませんでした。
そのとき、体験授業の後、生徒本人が言っていたことを思い出しました。
「ああいうふうに教えてくれるんですか?」
「うん、そうだよ。どうして?」
「いままで通っていたところも個別だったんですけど、生徒が5人ぐらいいて、こっちが質問すれば答えてくれるんですけど何かを教えてくれるということはなかったんですよ。」
確かに、何でもかんでも教えればいいというわけではありません。
本人にじっくり考えさせることも必要です。
しかし、個別も『指導』である以上、理解できるように「手を替え品を替え」教えていくのが私たちの義務です。
学生アルバイトの講師に何人もの生徒をみさせているような、質の低い個別指導が存在するのも事実でしょう。中には、体験授業だけベテランの講師が行って、実際の指導は学生アルバイトが行うようなところもあると聞きます。
ですから、先程のようなお母様のご質問になったのだと思います。
同じ仕事に就く者として非常に残念でなりません。
ちなみに、冒頭の写真は、先日テスト前の2年生に理科を指導した時の板書の一部です。
たまたま生徒一人だけでしたので(多くても二人ですが)、ボードを2枚使ってしましました(笑)
「自分もしっかりやろう」と戒める 学長でした。