国語の問題文

swachさんのブログの中で

生徒から「賢明」という言葉について

「どういう意味ですか?」と聞かれたというエピソードが書かれていました
(かなり端折ってすみません)


それで思い出しました


十数年も前の ちょうどこの時期

中学3年生に国語を教えていたとき

選択肢の中に『幸福』というのがありました


そのとき生徒が

「先生 『幸福』って何ですか?」と聞いてきたので

「受験の直前だぞ そんなことは高校に合格してから考えなさい」

と 言ってしまったのですが・・・ ふと考えて

「もしかしたら『幸福』の言葉の意味がわからないの?」

「はい」

「『幸せ』という意味だよ」

「あぁ そうなんですか」


反省と自戒を得ると同時に 言葉を失ったことを思い出しました



自分自身の経験として

大学受験のとき 当時よく現代文の問題で使われていた文章に

伊藤整氏の『近代日本人の発想の諸形式』がありました


現代文の問題を解くために読んだのですが

その内容に関心が湧き その後 岩波文庫から出版されている同書を購入し読んだことを鮮明に覚えています

(これは最近の新しいものです)


国語の問題文を読むことが 読書への扉を開けてくれることもある

そういう貴重な経験でした


そして その本は 今でも私の本棚に眠っています
 ↑
久しぶりに起こしてあげようかな(笑)


以上 学長でした   


2020年01月15日 Posted by クレドアカデミー at 15:08日々雑感