予測と現実
なかなか筆が進まない島﨑です.

というのも,やはり触れずにはいられないネタが重すぎて,
気も重くなってしまうからです.
そう,「最後の」センター試験についてです.
自分はこの仕事を始めてから
ウン十年になりますが,
その間ずっと「センター試験」でした.
自分は予想屋ではありません.
むしろ「超」が付くほどの現実主義者であれ,
と,常々言い聞かせてきました.
現実主義ですから,
出題された問題の分析に重点を置いて,
その出題の意図を探り,
それに必要な最小限のことを伝える.
それが自分の仕事だと…
そんな分析を毎年続けていくうちに,
センター試験が非常によくできた試験だということに気づいたのです.
意図がはっきりしていることに加え,
それを公平性が担保される選択マーク式の中に
見事に融合させている試験だと…
そこでふと考えるのです.
「これの何がいけないのだろうか」と…
変化させるにはそれなりの理由が必要なわけですが,
その変化を求める「理由」が見えてこないことに
もやもやするわけです.
これから先の社会の変化を先読みしようとする人と,
目の前の現実を処理することを重視する人との差なんでしょうか⁉
何とも不思議な感覚に陥っている島崎でした.
これが見納め⁉