予定変更して『線上降水帯』
今日は昨日の続きで、「チラシの裏面」を予定していましたが、九州南部に大雨特別警報が出されそうな状況ですので、内容を変更します。

今回の報道でも『線上降水帯』という用語をよく耳にしますが、この用語が用いられるようになったのは2014年広島での大雨・土砂災害のころからという、ごくごく最近のことだそうです。
日本で集中豪雨が起こるとき、多くの場合この『線上降水帯』が発生していたことがわかったのであって、『線上降水帯』がどうやって発生するのかといった「発生のメカニズム」等はまだ完全に解明されてはいないそうです。
それでも、この『線上降水帯』が原因とわかったこと、もっと言えばこの言葉が生み出され世間一般に広がったことは、防災という面で大きな進歩であると思います。
『線上降水帯』の存在を明らかにしたひとりである津口氏も、そのメカニズムの科学的な探求が重要であるとしながら、「用語の浸透は一般市民の防災意識の向上に繋がる」とおっしゃっています。
予報の精度も格段に上がってきていますので、気象庁も確信をもって「警報」を出してくると思います。
多くの人に「命を守る」行動をとってもらい、被害が最小限に抑えられることを心より願っています。
以上、九州出身 学長でした。